五節句の一つ。陰陽思想では奇数は陽の数であり、陽数の極である9が重なることから「重陽(ちょうよう)の節句」
また、旧暦では菊が咲く季節であることから「菊の節句」とも。
陽の極が2つ重なることから大変めでたい日とされ、邪気を払い長寿を願って、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた「菊酒」を酌み交わして祝ったりしていた。また前夜、菊に綿をおいて、露を染ませ、身体をぬぐうなどの習慣があった。
江戸時代から栗ご飯を食べる習慣があり、別名「栗の節句」とも呼ばれ、現在では、この時期には菊を表現したり、
栗餡を使用した和菓子などが販売されていますよ。